初めてあいつを見たのはほんのちょっと前。

たぶん5年もたっちゃいないだろう。

黒いコートに痩せ細った体を泳がせて、まだガキみたいな(まんまと言った方が正しい)ボスの隣を歩いていた。

一見して品性の伺えない場末の娼婦みたいなすれっからしの美人。そんな女は好みじゃないけど、やたらとエロい男を誘うところがダッチワイフには丁度いいからお世話にはなっている。

そいつも、その長い長い自棄にキレイな銀髪さえ無ければ、自分の物にしたいなんて微塵も思わなかっただろう。

 

馬鹿で粗野で騒々しい、おまけに下品。でも剣の腕だけはやたらといいその男はすぐに功績を挙げて幹部になった。

力だけがまかり通るこの場所で、それは至極当然の話だったが、そいつに関してはちょっと特殊で陰口が絶えない。

広いようで狭いこの世界じゃ噂なんてあっという間に広がるし、ちょっと耳をそばだてるか金を払えばいくらだって手に入る。

あえて隠してもいないボンゴレの御曹司の噂だったらなおさらに。

 

男娼上がりのボスのペット。

 

それがうんざりする程げひた噂の原因。

今よりもまだもっともっとガキだったボスが気に入って拾った街角のコールガール。

自分の観察眼にちょっと笑ったね。

まさしくドンぴしゃ。

言葉より先に手が出るボスの暴力を一手に受けて、理不尽な命令にも従順にボスに付き従ってる。

まるっきり悪い男に捕まって言われるがままに体を売って金を貢いでるどこにでもいる女。ただし、そこらの女と違うのは相手の男が金持ちマフィアのボスで、独占欲が異様に強いって言うこと。

やたらと暴力をふるう癖に結局は年上美人にべた惚れらしいボスは、何のかんのとくだらない理由をつけてはそいつに物を買い与え、ちょっとでも手を出そうなんて考えたやつは地獄送り。

くそ生意気でやたらと高慢な態度を取るボスのペットが反感を買うのなんて当然で、腹いせでレイプしてやろうなんてたくらむ輩は数知れず。結構な数、能力に見合わないハイレベルな任務へ送り込まれて帰らぬ人に。

おまけにそうされてる本人はまるっきり気付いてない。

まぁ、馬鹿だから仕方ないんだろうけど。

いつのまにか消えている雑魚のことなんて、考えもしないんだろうね。

今も目の前でのんきに甘ったるいケーキなんて食べてるし。

時々このままその馬鹿面犯して歪ませてやろうかとは思うけど、後がばからしいから結局いつも思いとどまる。

一回犯しただけでこの世とさよならなんて、割に合わない事この上ない。

どうせだったら飽きるくらいその品のない顔と真っ白な腹の上。ボスやら僕が見も知らない男やらを数え切れないくらい飲み込んで黒ずんだ孔の中に嫌って言うほど精液吐き出してからおさらばしたいね。

蚊みたいに小さな、ちょっとした覚悟だったらあるからさ。

 

いつかその髪にさわらせて。

 

 

ザンスク←ティアラ

初っ端から何を書いてるんでしょうね

ちなみにスクアーロはボスに初めてあったのが、ボスがヴァリアーに来てからでも昔は男娼してたと思います。

その場合、無頓着に男だろう女だろうとその気になったら寝てますね。

ティアラなんて結構お世話になってそうです。

男子中学生のノリで、きゃっきゃしながらスポーツ間隔に。

や、むしろ男娼なんてしてたから、逆にSEX嫌いなのか?

でも、あんま悲観的にならなさそうです、スクアーロ

むしろあっけらかんといいそうです。落ち込んでたりする相手がいると、ちゅーして抱きしめて寝てあげそうです。(昔の仲間にしてあげたように)

だってろくな生まれじゃなかったから、周りも皆似たような境遇の子供ばっかりで、自分だけが悲惨な訳じゃないから。

むしろ男娼仲間と集まって、あいつへたくそでいてーだけだぜとか、Sっけあるから気をつけろよとか、わいわいやってそうです。

ただし、好きな人とかいた場合は別。

好きな人ができたりしたら、おもいっきしマイナス思考に入りますね。相手が自分と同じような生まれだったらまだ救われそうですけど、ボスみたいないい生まれの相手を好きになったらもう自分に絶望しそうです。

こんな俺なんか好きになっていい相手じゃねぇとか、そういうの鬱々と考え込んで、ボスに手を出されても性欲処理だとかそんなん考えて暗くなってますね、きっと。

そえから、好きな人とか恋人いる状況で犯されたら、スクアーロはきっとどん底まで行くタイプだとも思います。